航空機内のWi-Fi、専門家は安全性を強調
【中日対訳】 アシアナ航空のサンフランシスコ空港での着陸失敗事故を受け、航空安全に対する社会の関心が高まっている。このほど中国国内の一部の航空便が機内Wi-Fiサービスを開始したが、これが安全リスクになる可能性を懸念する人も少なくない。中国科学技術協会が24日に開催した、科学者とメディアの交流イベントで、専門家らは「現在航空機で使用されているネットワークシステムは耐空証明を受けている。航空機のネット接続データは航空機の無線機器によって衛星に送られ、さらに衛星から地上の受信ステーションに送られるため、航空機の信号を妨害し飛行の安全を脅かすことはない」と表明した。しかし衛星通信を利用するため、メール送信や中国版ツイッター「微博(ウェイボー)」を更新するだけでも、利用者は高額な費用を負担しなければならない。光明日報が伝えた。
中国航空安全技術実験室の舒平主任は、「飛行中に携帯電話でネット接続した場合、航空機は妨害設備を稼働させ、携帯電話のすべてのGPRS信号を遮断し、安全リスクを回避する。携帯電話はその後機内の無線LANに接続し、衛星通信によりネットに接続する」と説明した。(編集YF)
「人民網日本語版」2013年7月25日