中国製日本脳炎ワクチン WHOの事前資格審査に合格
中国国家食品薬品監督管理総局が9日に明らかにしたところによると、世界保健機関(WHO)は9日に同局に対して、国薬集団中国生物技術股フェン有限公司に所属する成都生物制品研究所有限責任公司によって生産された日本脳炎(B型脳炎)の弱毒生ワクチンが、WHOのワクチン事前資格審査に合格したことを伝えた。同ワクチンはこれにより、WHOの事前資格審査に合格した中国初のワクチンとなった。新華社が伝えた。
日本脳炎は蚊に刺されることで伝染する疾病で、脳の炎症を引き起こす。その地域性・季節性の流行は、世界的な重大公共保健問題とされている。現時点では専門的な治療手段が存在しないため、ワクチン注射が効果的な予防措置とされている。中国製の日本脳炎ワクチンはWHOの事前資格審査に合格後、国連の調達機関が同ワクチンを調達リストに追加できるようになる。(編集YF)
「人民網日本語版」2013年10月10日