中国人科学者 うつ病発症の分子メカニズムを解明
【中日対訳】 うつ病の発症が普遍的になっており、人類の暮らしにおいて最も深刻な精神病の一つとなっている。しかしうつ病の詳しい原因は今のところ、明らかになっていない。中国科学院上海生命科学研究院神経科学研究所の胡海嵐氏の研究チームは、大脳外側手綱核の「βCaMKII」と呼ばれる分子が、手綱核の過度な興奮およびうつ病の発症に関連する重要な分子であることを初めて解明した。この発見は新たなうつ病発症メカニズムを明らかにし、うつ病の遺伝子治療に新たな手がかりを提供した。人民日報が伝えた。
科学誌サイエンスは8月30日にこの研究論文を掲載した。専門家は、これは非常に信頼性の高い、革新的な研究であり、幅広い科学的意義を持つと評価した。(編集YF)
「人民網日本語版」2013年9月2日