卒業シーズンが到来し、北京の大学では約24万人の学生が卒業し、彼らのほとんどが家を借りることになる。しかしあるデータによれば、卒業シーズンの家賃は年々高騰しており、半数以上の新卒生が親の援助を必要としているという。千龍網と法制晩報が伝えた。
卒業シーズンの家賃は年々高騰
偉業我愛我家グループのデータ分析によれば、毎年卒業シーズンは1年のなかで家賃がやや高くなるシーズンであり、6月くらいから賃貸ニーズが高まり始め、7月にはそのニーズが最高潮に達する。そのため、多くの学生は5月ぐらいから家さがしを始める。また北京の卒業シーズンの家賃も年々高騰しており、2010年7月には47.2元/平方メートル(1元は約16円)だったのが、2015年7月には72.8元/平方メートルにまで値上がりし、その値上がり幅はなんと54.2%となっている。そのため、新卒生にとって家賃の負担は少なくなく、家賃は彼らの北京生活における生活費の大部分を占める支出となっている。
偉業我愛我家グループの胡景暉副総裁は「夏休みは賃貸シーズンとなるが、賃貸物件が足りず、それが卒業シーズンと重なって家賃の値上げ幅が大きくなる根本的な原因となっている。家賃の高騰を抑え、賃貸物件の不足を緩和させるため、条件的に可能な新卒生はできれば6月と7月のハイシーズンに賃貸するのを避けて、国慶節の10月1日前後まで遅らせた方がいいだろう」としている。