「投資の神様」とも呼ばれる米著名投資家ウォーレン・バフェット氏との昼食会に参加する権利の競売が今年も行われ、匿名の参加者が345万6789ドルという過去最高額で落札した。新華社が伝えた。
AP通信の報道によると、同競売は5日に始まり、10日に終了した。落札額は2012年に記録した過去最高額に並んだ。
バフェット氏は毎回のチャリティ昼食会の落札金を米サンフランシスコにあるグライド基金に寄付している。同基金にこれまでに寄付された額は2千万ドル以上。バフェット氏の故スーザン夫人は同基金にボランティアとして参加していたことがある。
バフェット氏は今回の競売の前にメディアに対し、「多くの貧困者を支援する事業に直接参加できて誇りに思う」と語った。昼食会は通常、米ニューヨーク市内のステーキハウス、スミス・アンド・ウォレンスキで行われるが、落札者が匿名の場合、場所を変えて行われる。
もちろん、全く予測のできない株式市場と同様、バフェット氏との昼食の権利の落札額も大きく変動している。2013年には前年比71%減の100万1千ドルと、2007年以来の最低額を記録。バフェット氏が高齢になり、食事を共にする機会がますます減る中で、このような結果は大変意外であり、オークションサイトが故障したのではと疑う人もいたほどだった。
バフェット氏は過去約50年間、投資によって巨額の富を築いた。フォーブスが昨年3月に発表した2015年世界長者番付では3位にランクインしている。バフェット氏は死後に資産の99パーセントを慈善事業団体に寄付することを発表している。(編集SN)
「人民網日本語版」2016年6月12日