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仏写真家マルク・リブー氏死去 中国の50年間をカメラで記録

人民網日本語版 2016年09月02日08:13

フランスの著名な写真家・マルク・リブー氏が長い闘病生活の末、現地時間8月30日に亡くなった。93歳だった。リブー氏は、世界でも偉大な写真家の一人として知られ、写真撮影を約70年間続けた。北京青年報がフランスメディアの報道を引用して報じた。

リブー氏は、中国とも深い縁があり、彼は1950年代に中国で撮影が許された最初の西洋人の写真家だった。57年に初めて中国に来てから、計22回中国を訪問したリブー氏は、半世紀の間に起きた中国の大きな変化を記録し、中国の指導者の写真を含む多くの名作を残してきた。作品「中国における40年の撮影の旅」では、約50年に渡って発展を遂げてきた中国の様子が捉えられている。

また、リブー氏の視角は中国の写真家にも影響を与え、写真に対する直覚や繊細さ、執着するかのような情熱を中国の写真界に伝えた。リブー氏の撮影の手法は、1980年代末に中国のフォトジャーナリズム界で主導的な位置を占め、大きな影響を与えた。彼の写真は西洋人の東洋の国である中国に対する見方を正し、変えてくれた。

写真家・肖全氏は1993年からリブー氏の助手を務め、今年7月には、「リブー氏と共に撮影した中国」を刊行した。リブー氏について肖氏は、「絶対にエレベーターの乗らず、いつも運動のために階段を使っていた。彼は元気いっぱいで、ほとんどいつもどこかに出かけていた。90歳近い時も、広州の街中で、早歩きで美女を追いかけて写真を撮れるほど元気だった。彼は新聞を読むのも好きで、深センではよく『中国日報(China Daily)』を買っていた。この世界に関心の目を向け、毎日何が起きているのか、いつも知りたがっていた。計画もたくさんあり、暇な時間がほぼなかった」と振り返った。(編集KN)

「人民網日本語版」2016年9月2日


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