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人民網日本語版>>科学技術

基礎科学研究への投資、ネットユーザーの半数以上が支持

人民網日本語版 2016年08月05日11:27

「宇宙観測の巨眼」と呼ばれる口径500メートル球面電波望遠鏡(FAST)の主体工事が無事完了した。これは中国に画期的な科学技術の成果がもたらされたことを意味する。中国中央テレビの報道によると、中国の研究開発費がGDPに占める割合は2%を超え、EUを上回っており、2020年までに2.5%に達し米国を超える見通しだ。国を挙げて「天の眼」の竣工を喜ぶなか、これを疑問視する声もあがっている。それは「天の眼を作るぐらいならば苦学生に昼食を買ってあげた方がましだ」などというものだ。中国青年報が伝えた。

中国青年報社会調査センターはオンライン調査サイト「問巻網」と共に、2004人を対象に調査を行った。その結果92.2%が基礎科学研究への支出を支持し、73.8%が科学技術の進歩なくして国の進歩なしとした。60.9%は、基礎科学研究への投資は直接的な経済効果を生まないが、次の世代に福をもたらすため必要な支出だとした。

北京の国有企業に勤める宋雨菲さん(仮名)は記者に対して「科学技術は絶えず私たちの暮らしを変えている。昔はランプしか使えなかったのが、電気の登場により灯りを得ることが非常に簡単になり、昔は長い距離を移動して手紙を届けていたが、電話の登場により情報伝達が便利になった。科学技術は人々の生活、社会の発展、国防にとって必要不可欠だ」と述べた。(編集YF)

「人民網日本語版」2016年8月5日

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最新コメント

竹田 真吾   2016-08-0758.157.98.*
自称科学先進国の日本が、いつまで経っても欧米の真似しかできず、ノーベル賞も、欧米の先進科学に学んだ結果にすぎないわけですが、そのようになっている原因は、永年言われていることですが、日本は伝統的に基礎科学に十分な予算を注ぎ込まず、基礎科学が未発達であったからであると、言われ続けられている。300年の時を経て、再度、世界の頂点を目指す中国が、目先の工業技術に拘ることなく、基礎科学に多額の費用を注ぎ込む姿勢は、さすがだと思う。NATURE誌上で、2015年科学ランキング世界2位の中国が、アメリカを抑えて1位になるのは2020年台初め頃だろうと言われているのも当然だろうか。