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モーメンツで書籍リストを共有 読書の新しい楽しみ方

人民網日本語版 2017年01月05日10:24

第十三次全国国民閲読調査データによると、国民の総合読書率が79.6%、電子書籍の読書率は64.0%、1人あたりの紙媒体図書の平均読書冊数は4.58冊に達し、再びその記録を更新した。電子書籍を閲覧するのに用いる「電子書籍端末」は紙媒体図書の読書冊数に影響を与えるどころか、かえって読書冊数を増加させている。電子書籍と紙媒体図書はそれぞれの一長一短を互いにカバーしながら、読書人口をますます増加させている。読書は特に若者の間で新たなトレンドとなりつつある。天猫図書データによるとその購買層は21歳から30歳までの若い世代が全体の40%を占めており、2016年の「ダブル11(11月11日のネット通販イベント)」においてはその主力購買層となったという。人民日報が伝えた。

この年末年始にはソーシャルメディアなどで多くの人が「2017年の新年の始まりにはどのような本を読んで自分を高めるべきか?」というトピックを共有したり、このトピックに関する意見を交わしたりしていた。このように読書は現在ますます多くの人々にとって日常生活の中で欠かせないものとなってきている。

ますます多元化していく拡散手段

「書単来了(書籍リストがやってきた)」という名の微信(WeChat)公式アカウントのホームページの目立つ場所には「書籍リストデータベース」のリンクがあり、そのリンクをクリックすると人文、社会科学、経営、科学技術、生活、文芸など、さまざまなジャンルに分けられた非常に長い書籍リストが表示される。「このリストは常に更新されていて、何週間か毎に新しい書籍とその紹介が追加される」と語る中国人民大学新聞学院本科3年生の蘇日楽格さんはこのアカウントの「常連客」だ。そんな蘇日楽格さんは「定期的に最新リストをチェックして、気に入った書籍は購入して読んでいる」という。

書籍はたくさんあるが、一体どの本を読んだ方がいいのか、ある分野で必読すべき書籍はどれかといった問題に頭を悩ませる人が多いだろう。推薦図書はこうした問題を解決するため生まれ、身の回りの友人たちの口コミから著名人がリストアップしたリスト、権威あるメディアによるポイント制のランキングなどは、かなり以前からすでに存在していた。そして現在に至っては新しい技術を用いることで、推薦図書にさらに広いプラットホームを提供し、その拡散手段も新しいものが次々と登場し、ライブ配信や漂流図書(読み終わった書籍を公共の場で共有していく活動)といった新しい方式でますます多くの人々を読書というコミュニティに惹きつけている。


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