ペン先の生産技術は海外企業の重要機密事項だ。王氏らはこのかつてない技術を自主開発しなければならなかった。参考になるものがなく、データを蓄積し、設計・製造方法を調整し続けるしかない。
5年間にわたり、数え切れないほどの失敗を経た実験が昨年9月についに成功した。鉄鋼を十数回大規模精錬し、初めて被削性の高い鋼材が完成した。この直径2.3ミリのステンレスワイヤーはようやく胸を張って「中国製」と名乗れるできあがりとなった。
貝発集団の実験室で、太鋼集団が生産したペン先を用い、限界に挑む実験が進められている。同じ角度で、すべてのペンが800メートル途切れることなくインクを出し続けなければならない。これはすでに6回目の実験となる。
現在一部のペン企業はすでにこのペン先の使用を開始しており、今後2年間で完全に輸入品の代替品になる見通しだ。(編集YF)
「人民網日本語版」2017年1月9日
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