さらに、「1937年に北京で日本軍と中国国民革命軍との衝突・盧溝橋事件が起きて、今年で80周年を迎える。日中両国民の和解を促進するこの作品の役割が一層浮き立つ」と指摘した。
花城出版社の詹秀敏・社長によると、「己卯年雨雪」は、16年3月に一連の大型「平和祭」が行われるきっかけを作り、戦争当時、中国侵略に参加した元日本人兵士と元中国人兵士が初めて共に過去を反省し、平和を祈願することにつながった。「己卯年雨雪」は刊行されて以降、世界の文学界で大きな話題となり、エジプトやハンガリー、イタリア、ロシアなどの漢学者が翻訳を検討しているほか、外文出版社が英語への翻訳を計画しているという。(編集KN)
「人民網日本語版」2016年1月10日
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