英国人のウィリアム・リンゼイさんは、子供の頃、中国の「万里の長城」を学校にあった地図集で見て、その魅力に取りつかれ、「上空から長城の写真を撮る」という夢を、当時から大人になるまでずっと抱き続けていた。英BBC放送(電子版)の報道を引用して中国新聞網が伝えた。
昨年、リンゼイさんは実際に行動を起こし、幼いころからの夢を叶えた。長城を撮影するまでのプロセスについて、彼は、「長城は実に美しい建造物であり、完璧な形を残している」とコメントした。
長城のために、リンゼイさんは1986年、英マージーサイド州ウォラシーから中国に移り住んだ。この時以来、彼は長城に関する研究を絶え間なく続け、多数の著作を出版、これにより大英帝国勲章を授与された。
1990年代、リンゼイさんと妻の呉■(■は王へんに其)さんは、長城の麓にある農家を購入した。週末になると、夫妻はそこで研究に励み、長城を事細かに観察した。
昨年、リンゼイさんはとある旅行会社からのサポートを得て、60日かけて空撮カメラで長城を追った。この旅は、彼の60歳の誕生日と中国への転居30周年を祝う意味もあった。彼らは7月に旅をスタート、老龍頭から西に進み、西暦300年前に建てられた趙長城を訪れた後、漢朝時代の長城に向かった。8月に入ると、モンゴル・ウランバートルまで飛び、野外でキャンプし、チンギスハンの城壁を探した。
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