まるで一夜のうちに、オレンジ色と黄色の自転車によって、中国各都市の道路がほぼ全て埋め尽くされたかのようだった。コードをスキャンするだけで、モバイルペイメントで5角や1元が引き落とされ、自転車を使うことができる。ちまたでの評判も上々だ。
この変化はクールであるだけではなく、交通手段のターニングポイントという意味合いもある。中国人は数十年間、自家用車を追い求めたが、ついに「メンツ」をかなぐり捨て、実用的で環境にやさしい自転車での外出という方法を再び選んだのだ。
昨年一年を通じて私が個人的に最も気に入り、得るところが最も多かったのはなんといってもやはり奇跡の「デリバリーアプリ」と、風のごとく現れ、定刻通りに玄関のベルを鳴らす「デリバリースタッフ」たちだった。
料理のデリバリーサービスは間違いなく、世界で唯一無二の喜びをもたらす存在であり、欧米の友人たちに最も頻繁にその素晴らしさをアピールしたくなるサービスだ。スマホで注文すれば、小籠包から辣子鶏(ピリ辛チキン)、ピザ、フルーツ盛り合わせ、さらには火鍋セットまで、たとえそれが夜中であっても30分ほどで自宅まで届けてくれるのだから!
もし私が将来的に中国を離れることがあったとしたら、料理を手渡しながら「どうぞ食事をお楽しみください!」と満面の笑顔で言ってくれる「デリバリースタッフ」を懐かく思うに違いない。
2017年という新たな年を迎え、今年は一体どんなクールで素敵な「中国製品」が我々の目の前に現れるだろうか?(編集KM)
「人民網日本語版」2017年1月11日
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