中国社会科学院財経戦略研究院流通産業研究室の依紹華室長は、「正月用品の消費は人々の一年間の消費の中で最も集中的に現れるもので、消費能力が集中的に現れるものでもある。毎年11月と12月の消費データが急速な伸びを示しており、年末の持ち越し効果は明らかで、ここから正月用品消費が経済成長を力強く促進する役割を果たしていることがわかる」と説明する。
▽正月用品経済は有形から無形へ 消費のバージョンアップをどのように牽引するか
冬至の前後から元宵まで、正月用品の購入時期は長く続き、消費の動力は十分にあり、ダブル11(11月11日のネット通販イベント)やダブル12(12月12日のネット通販イベント)などのネット通販イベントに続く消費のゴールデンタイムになっている。経済成長に対する消費の貢献度がすでに70%を超えている今、正月用品経済をよりよく発展させ、消費をさらに活性化するにはどうしたらよいだろうか。
専門家は、「正月用品は国民生活における『メードインチャイナ』ブランドを代表する。正月用品の消費をきっかけとして、正月用品経済を構築すれば、商品とサービスの供給側改革をさらに推進することができ、企業が品質やブランドの構築をより重視するようになり、小売産業のモデル転換を促進し、消費と経済成長を牽引する上で重要な意義をもつといえる」と述べる。
正月用品は「有形」の商品にとどまらず、「無形」へ進む必要がある。趙萍氏は、「人々が物質型消費から精神型消費へと移行するのに伴い、正月用品も伝統的な商品販売から今後はサービス販売へと変わる必要がある。たとえば文化、娯楽、スポーツ、レジャーなどの関連産業が、春節期間に人々の享受型消費ニーズを満たすにはどうすればよいかを考え、より質の高い、個別のニーズに対応した商品やサービスを打ち出していくことが必要だ」と指摘する。
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