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孤独な「空の巣青年」たち、専門家は社会的な活動への参加をアドバイス

人民網日本語版 2017年01月23日14:56

「空の巣老人」という子どもが巣立った後に残された高齢者を指す言葉が注目されているだけでなく、近年「空の巣青年」という言葉も次第に世間の注目を集め始めている。「空の巣老人」が結果的に一人暮らしを強いられているのと異なり、「空の巣青年」のほとんどは故郷を遠く離れ、大都会で努力し、それなりの収入を得ることができる職業に就く若者で、自ら進んで一人暮らしをする独身の若者を指す。専門家はこうした「空の巣青年」の誕生は実は社会経済の発展と関わっていると指摘している。新華網が伝えた。

時々とてつもない孤独に襲われる「空の巣青年」

「年齢は20代から30代で、一線都市でまずまずの職業に就き、1ヶ月あたり3000元から4000元(約5万~6万7千円)ほどの家賃の1LDKまたはシェアルームに住み、一番仲の良いルームメートは自分が飼っているネコかイヌ。そしてキッチンに調理器具は全て揃っているものの、食事のほとんどがコンビニかデリバリー頼みで、毎日長時間スマホとパソコンの間を行き来している。生活リズムはバラバラで、外出嫌いで髪もほとんど洗わず、両目はいつも充血して赤い」、これはあるネットユーザーがプロファイリングした典型的な「空の巣青年」の姿だ。

国家統計局のデータによると2015年度の一人暮らし家庭が占める割合は12.45%となっており、2000年の同データ8.3%と比較すると増加傾向にある。そしてその一人暮らし人口における「空の巣青年」が占める割合もますます高まっており、都市が発展していく上でますます軽視できないグループとなりつつある。

このほど百度デリバリーと金融サービスプラットフォームのWacai.comが共同で発表した「空の巣青年生活報告」(以下、報告とする)のなかで、「空の巣青年」は一般的な若者よりも孤独を感じているとしている。仕事以外の日常生活のほとんどを賃貸している自宅でインターネットやスマホで遊ぶことに費やし、食事も一人でとるのだという。

また「報告」ではこれらの「空の巣青年」はグルメやファッション、デジタル製品などに消費することを好み、しかも高品質を追い求めているとしている。さらに「空の巣青年」は「月光族(毎月の給料を全部使い果たす人)」またはローン払いを選択する傾向があり、21%の「空の巣青年」が「月光」傾向または少額の負債を抱えており、一般的な若者が負債を抱えている割合(17%)と比べ、やや高くなっている。


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