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日ロ経済協力に飛躍はあるか 安倍総理が訪ロ予定

人民網日本語版 2017年01月24日09:05

日本メディアによると、日本の安倍晋三首相は今年4月と9月の2回にわたってロシアを訪問する予定だ。実際、昨年12月に日ロ首脳会談が行われた際、安倍首相は2017年上半期の訪ロの意向を示していた。16年に続いて日ロ首脳が頻繁に訪問し合うことから、新しい年に安倍首相が対ロ協力へのより大きな情熱を抱いていることがわかる。「国際商報」が伝えた。

▽それぞれほしいものを取る

中国現代国際関係研究院グローバル化研究センターの劉紅軍センター長(日本研究所研究員を兼任)は取材に答える中で、「日本とロシアは経済における相互補完性が高く、協力には潜在力がある」と述べた。

劉センター長によれば、「石油・天然ガスエネルギーは経済発展に欠かすことのできない戦略的物資だ。長らく、日本はエネルギーと資源で大きな問題に直面しており、多年にわたってエネルギー源の多様化戦略と未来の持続可能な協力を通じて問題を解決しようとしてきた。相当遠方にあって情勢の複雑な中東より、ロシアの方が協力しやすい相手であることは間違いない」という。

ロシアにとっては、日本との協力を通じて外資導入を増やし、極東地域の経済を振興できるというメリットがある。劉センター長は、「ロシアの極東地域は人口が減少を続け、ロシア政府はここ数年、この地域への資金投入や建設事業を絶えず拡大し、復興を促進してきた。しかし現在の状況をみると、極東地域への投資はまだ十分とはいえない」と指摘した。

これと同時に、日本との協力を通じてロシアのアジア太平洋地域への発展を促進することが可能だ。ロシアのプーチン大統領は2012年の再任後、一貫して「東方戦略」を重視してきた。新たな外交政策構想においても、アジア太平洋はかなり重要な戦略的位置を占めている。ロシアはアジア太平洋経済一体化に積極的に関与するとともに、これをシベリア地域および極東地位の経済発展と結びつけ、協力してアジア太平洋地域に安全保障と協力の発展の枠組みを構築しようとしている。劉センター長は、「西側諸国の制裁措置に直面して、ロシアは囲みを突破しなければならず、アジア太平洋圏に進出することが経済、科学技術、人材、市場を獲得し、経済のモデル転換や発展を促進する上での最良の選択になる。ロシアにとって、特にシベリア地域にとって、日本は太平洋方向に発展していくための重要な踏切板だ。日本が東シベリア地域の石油・天然ガス資源の開発に関与すれば、ロシアとアジア太平洋地域との経済協力は遠からず実現することになる」と指摘した。


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