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日本で「重慶の味」を伝える名シェフ・明信江さん

人民網日本語版 2017年02月09日09:57

高級飲食店が並ぶ東京・銀座に、レストランを展開するラムラのモダンチャイニーズダイニング「過門香」がある。同高級中華料理店の総料理長は、生粋の重慶人・明信江さんだ。(文:周盈。華龍網掲載)

1963年生まれの明さんが日本に来たのは40歳近くの時。それでも、こつこつ努力して料理の腕を磨き、改良にも取り組んで「重慶の味」を日本料理に盛り込んだ。そして、日本で一調理師からグループ全体の総料理長へと成長した。

たまたまなった調理師から名シェフへと成長

明さんの子供ころの夢は軍人になることだったものの、高校を卒業した後は、四川省旅游学校に入学し料理を専門に学んだ。しかし、理論を学ぶ単調な勉強だったため、明さんはなかなか料理が好きになることができずにいた。ある日、同学校を見学する団体が訪れ、学校のシェフが大根の千切りの技術を披露し、大根を針の穴を通すほどの細さに切るその腕前に明さんは心を奪われた。そして、料理の勉強に集中するようになった。

卒業後、明さんは精進料理で有名な中国山東省・泰山出身の王樹栄氏に弟子入りした。しかし、掃除などの雑用ばかりさせられる日々が数ヶ月続いため、そのことに我慢できなくなった明さんが、「毎日掃除ばかりは嫌だ。料理を勉強したい」と伝えると、師匠は黙ってその場を去ったという。家に帰って、頭の中を整理してみてから、自分はちょっと焦り過ぎで、掃除をさせられるのにも必ず意味があるはずと考えた明さんは、謝罪して、引き続き王氏の下で修業を積んだ。その後、明さんの気持ちが落ち着き始めたのを見た王氏は料理を教えてくれるようになり、23歳になった1986年に、明さんは一級調理師の資格を取得した。


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