ここ数年、同省が発表する教科書検定の結果をみると、戦争中の犯罪行為を粉飾し、南京大虐殺に関する記述を削除し、領土問題では世界反ファシズム戦争勝利の成果に公然と背を向けるようになった。このような数々のふるまいは、日本紙「朝日新聞」が社説で指摘するように、強行的な押しつけの行為であり、日本の教科書は戦前の国定教科書に近づいているといえる。
教育か、洗脳か。日本の英字新聞「ジャパンタイムズ」は、日本政府による歴史教科書の改訂への干渉に対してこのような問いかけをし、政府の軽率な決定は安倍首相が教育への干渉を強め、政府の見解を生徒に押しつけ、生徒たちの間で偏狭な民族主義を育成しようとしていることを物語るとの見方を示した。より懸念されるのは、青少年は国の未来であるのに、歴史の事実や国際的正義を顧みずにねつ造された虚言が公然と教科書に入り込んでいることで、これは日本の未来を誤った道に引きずり込むことにほかならない。
日本が歴史教科書の問題でねつ造した虚言は、そのすべてが道理と正義に対する挑発行為だ。国際社会はこれに対し、厳しく非難するとともに、高度な警戒を保ち続けなければならない。(編集KS)
「人民網日本語版」2017年2月17日
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