海軍年度軍事訓練計画のスケジュールに基づき、海軍南海艦隊の遠洋訓練編隊が10日午後、海南省三亜の某軍港を出航し、南中国海、東インド洋、西太平洋等の海域で遠洋訓練を実施した。軍事専門家は中央テレビ(CCTV)の取材に対し、今回の海軍艦艇編隊の遠洋訓練期間はやや長期にわたり、多方面における目標を実現する計画だとし、艦艇編隊の独立作戦と遠洋作戦能力を体現する重要な訓練になるとしている。人民網が伝えた。
今回の遠洋訓練に参加するのは駆逐艦の「長沙」と「海口」、総合補給艦の「駱馬湖」等の3隻の艦艇でいずれも海軍の新型主力艦艇となり、各機種のヘリコプター3機を搭載し、陸戦隊員数十名が乗艦する。訓練期間中、同艦隊は南中国海、東インド洋、西太平洋等の海域に赴く予定で、実戦条件下における防空、護衛、反テロ、海賊対処、海上防衛作戦などの訓練を展開するとともに、南海艦隊航空兵と西南沙守備兵力及び東海、北海艦隊の一部兵力を動員しての対抗演習を実施する予定だ。
また今回の遠洋訓練では「長沙」がその旗艦を務める。同艦は中国が設計・建造した052D型ミサイル駆逐艦で、フェーズドアレイレーダーやミサイル、魚雷といった最新の武器を装備しているほか、その設計デザインは先進的で集積化、情報化の程度が高く、ステルス性にも優れている。また電磁波互換性に優れ、エリアディフェンスと海上作戦能力の面においても勝っているため、主に編隊のエリアディフェンスを担い、単独あるいはその他兵力と共同で海上及び対潜作戦、漁船や艦隊の護衛といった総合任務を展開する。
同編隊に参加する「海口」は中国が設計・建造した052C型ミサイル駆逐艦で、中国で最初にフェーズドアレイレーダーと垂直発射システムを搭載したミサイル駆逐艦として「中華神盾(中華イージス)」と称されている。
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