韓国紙「朝鮮日報」が「中国人観光客が去ったあとの空港ロビーがゴミ捨て場のように」と題した15日付報道によると、済州市民の盧さんは12日、フェイスブック上で、「中国人は免税品の袋を乱暴に破り捨て、清掃員たちが黙々とそれを片付けると小さな山のようになった。このゴミを処分するのにかかる費用は市民である私たちが負担することになる。そのとき初めて、観光客から入島料を徴収するべきだと思った」とコメントした。この文章とともに、盧さんは済州国際空港の国際便ラウンジの「まるでゴミの山」となった様子を写した写真(上の写真参照)を投稿した。同報道は、「ほとんどのゴミが免税品の包装紙や箱、プラスチックでできた包装材だった。中国人観光客はラウンジ近くの免税品売り場で商品を受け取り、包装を破って商品を取り出して、直接そのゴミをラウンジに投げ捨てていた。これは帰国したときに持ち込む免税品のサイズを小さくすることで、税関のチェックに引っかからないようにするため」とした。環球網が伝えた。
この話題を同じく取り上げた韓国・聯合ニュースの15日付報道では、済州国際空港のラウンジがゴミの山と化した背景には空港や免税店の仕組みにも問題があるとしている。中国人観光客が済州島旅行する際、購入した免税品は出国するときに空港内の免税品引渡し所で受け取る。問題なのは、出国手続きなどを行う2時間の間に、数百人の中国人観光客が狭い出発ロビーに一度に入り込むことだ。しかも、免税品引渡し所は搭乗ゲートから近いが、ゴミ箱が少ない。ある韓国のネットユーザーは、「大企業の免税店は中国観光客から大きな利益を得ることばかり考えて、それによる社会的費用の支出について考えていない。また、済州国際空港はこの問題の対策がかなり遅れている」と指摘している。(編集YK)
「人民網日本語版」2017年2月17日
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