中国のインターネット関連企業が2016年の決算を相次いで発表する時期を迎えた。すでに発表した数社の様子をみると、人口ボーナスの刺激と順調な経済運営により、中国概念株が値上がりを続けた。多くの企業は決算報告後、時価総額が過去最高を更新した。「北京新報」が伝えた。
▽微博:アリババの輸血の必要なしに
「微博」(ウェイボー)はこのほど2016年第4四半期(10-12月)と16年の決算を発表した。データをみると、16年の営業収入は前年比45%増加して、43億8300万元(1元は約16.4円)に上り、純利益は同180%増と大幅に増加して、米ウォール街のアナリストの平均予測を上回った。微博の強い勢いに背中を押されて、新浪は通年の営業収入が初めて10億ドル(1ドルは約112.9円)を超えた。決算発表後、微博の株価は大幅に上昇し、終値は前日より2.78ドル高値で、値上がり幅は5.03%に達し、時価総額は一時120億ドルを超えて、ツイッターを上回った。
微博の月間アクティブユーザーが再び記録を更新した。16年末現在、月間アクティブユーザーは7700万人増加して3億1300万人に達し、このうちモバイル経由のユーザーが90%に達した。決算をみると、微博は動画と中継の分野で初歩的な成功を収めており、16年12月には、動画の一日あたり平均放映量は前年比713%増加した。
注目されるのは、微博の営業収入構造もアリババ(阿里巴巴)の輸血に頼っていた時代に徐々に別れを告げていることだ。決算をみると、微博の通年の広告・営業販売収入は5億1700万ドルに達し、そのうち大手顧客と中小企業(SME)の広告・営業販売収入が5億310万円に上り、15年の2兆5880万円の2倍に迫った。アリババ集団からの営業収入は15年の1兆4370億ドルから5790億ドルに低下した。
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