国家認証認可監督管理委員会、中国工業・情報化部電子局が指導する車載ネットワーク製品認証連盟は28日、中国が独自に開発した「メートル級クイック北斗測位チップ」を発表した。測位の精度は従来の10メートルから1-2メートルに向上し、中国が自主的に制御できる北斗衛星測位システムが、メートル級の時代に突入した。人民日報が伝えた。
10メートルの測位精度のチップの場合、道路の主道と側道の区別が困難だが、今回の新型チップは車道級測位を実現し、運転の安全性を高める。また政府の道路サービスと交通管理にも役立てられる。さらに、測位にかかる時間は従来の30秒から3秒に短縮された。利用者は運転中にいつでも目的地を変更できるほか、車載ナビは、携帯電話よりも高速な測位サービスを提供できる。
中国科学院院士の孫家棟氏は「4大衛星測位システムのグローバルな協力と競争は、地上でより広く深く応用され、成功を収めているかによって決まる。北斗システムの地上応用の発展により、一般人の運転中の正確な測位という問題を解消でき、さらに中国の時空安全の保障を促す。中国経済の安定的な発展に対して、重要な戦略的価値を持つ」と指摘した。(編集YF)
「人民網日本語版」2017年3月1日
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