イタリアの名物カーニバル「オレンジ合戦」が2月26日、イタリア北部の街イブレアで行われた。今年は6千人が参戦し、激闘を繰り広げた。参加者は、中世期風の衣装を身に着けた平民チームと、馬車に乗った暴君の護衛隊チームに分かれてオレンジを投げて戦う。暴君チームの馬車が広場に乗り入れられると、たちまち暴君に反対する平民チームからの雨のようなオレンジ爆弾が投下される。この伝統行事は12世紀頃から始まったとされている。当時この街を治めていた暴君が街の女性全員を独占しようとしたところ、それに反対し、勇敢にも立ち向かった娘が男爵の首を切り落とし、街の人々が革命で城を落とし、暴君の統治から逃れた。そしてその革命を記念し、「オレンジ合戦」が始まったということだ。(編集TK)
「人民網日本語版」2017年3月2日
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