人民大会堂の北側ロビーに設けられる「部長通路」は全国両会期間中における重要な「ニュースホットライン」の一つ。3日の中国人民政治協商会議第12期全国委員会第5回会議(全国政協第12期第5回会議)開幕をうけて、2017年全国両会の「部長通路」も3日午後に正式に「開通」した。新華社が伝えた。
両会メディアセンターの責任者によると、今年の「部長通路」は国務院各部門(日本の各省に相当)の積極的な反応を得て、通路に姿を現す部長(大臣)も増える見込みで、権威ある情報を公開し、報告や政策を読み解き、作業状況を紹介し、注目を集める話題や難しい問題についての答えを得られる重要な場になると見られている。
今年の「部長通路」はさらにその開放の度合いを高め、注目を集める問題に対する対応をより迅速にしていくということだ。また人々が関心を寄せる問題を集めやすくするため、「部長通路」では同通路の微信(WeChat)公式アカウントを開設し、報道記者たちはその2次元コードをスキャナするだけで、すぐに質問を提出することができる。このほかにも、記者は質問リストを携帯電話のショートメッセージなど様々な形式で提出することができるという。
この「部長通路」という名称は報道記者たちが付けた呼び名で、人民大会堂北側ロビーに設けられる長さ100メートルほどの通路を指す。毎年、全国両会に出席する国務院各部門の閣僚クラスの人々が会場入りする際に「避けては通れないルート」であり、ここ数年、報道記者たちがニュースをキャッチする重要な場として注目している。
統計によると、2016年の全国両会では同年3月3日の全国政協第12期第4回会議の開幕から、3月16日の第12期全国人民代表大会第4回会議の閉幕までの間に、この「部長通路」が合計9回使用されており、部門や委員会の閣僚クラス延べ38人が「部長通路」のマイクの前に立ち、国内外の報道陣からの70件以上の質問に答えた。(編集TG)
「人民網日本語版」2017年3月3日
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