2016年3月16日  
 

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決意と強さを示す中国の貧困者支援

人民網日本語版 2016年03月16日11:47

今年3月、広西貴港市での積極的な貧困者支援の様子。畑に入り、勤勉に働き収入を増やすよう貧困家庭の女性を励ます女性幹部。(写真は人民網より)

中国南西部の広西チワン族自治区(略称:広西)は人口約5500万人だが、2014年末時点でも538万人の貧困層を抱える。この統計は一体どのように算出されたものなのか?人民日報はこのほど取材の過程で、彼らのターゲットを絞った貧困者支援の努力を目撃した。人民日報が伝えた。

この統計は6回の試行を経て作成された、広西の貧困家庭に対する評価表に基づいている。評価表は計5ページで、住宅、家電、農業機械、自動車、飲料水、電気、道路、健康、読書、労働力、土地、養殖、栽培、加点項目、減点項目など18種類98項目の評価指標が設けられている。調査員は評価表を手に農家を訪問する。

立新村当令屯の貧困家庭リストが発表されると、調査員には6件の電話が寄せられた。「黄玉蘭さんの家はあんなに困難を抱えているのに、なぜ70点もつけられたのか?」との共通した疑問だった。問題は最初の項目にあった。家屋は住宅の最高等級である「れんが・コンクリート構造」として18点をつけられていたのだ。詳しく調査すると、黄さんの家庭は4年前に倒壊の危険のある家屋として改築を申請したが、経済的に困難なため取り壊しできずにいたことが分った。調査員は状況を報告し、鎮政府の同意を得て18点減点し、黄さんの家庭は最終的に貧困家庭として認められた。

点数の不正な水増しを防ぐため、広西は訪問調査での採点は全てターゲット識別調査員が行い、村幹部は道案内をするだけで採点には加わらず、評価表は世帯主と調査員の署名を必要とすることを定めた。


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