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サービス業の有効な供給が増加、中国経済にメリットを発揮する

人民網日本語版 2017年03月03日14:21
サービス業の有効な供給が増加、中国経済にメリットを発揮する
中国でサービス業が急速に発展している。写真は河北省の廊坊経済技術開発区の行政審査認可局で、担当者が開発区内の企業に対し加工貿易企業の経営状況及び生産能力の証明書を発行する様子。(撮影:高振永)

国家統計局が2月28日に発表した公報によると、産業構造別にみて、2016年にはサービス業の生産額が38兆4千億元(1元は約16.6円)に上り、前年に比べた実質増加率は7.8%に達した。国内総生産(GDP)に占める割合は51.6%、国民経済の成長への貢献度は58.2%だった。

サービス業の占める割合が長年にわたり上昇しているのは、主にサービス業発展に関わる政策が次々に打ち出されたためで、これは経済発展が一定の水準に達すると必ず出現する現象でもあり、とりわけインターネットが各分野にさらに浸透し、サービス業の規模が拡大を続けた結果だといえる。これと同時に、農業の構造も調整と最適化とバージョンアップを絶えず繰り返し、工業の構造も技術の進歩に後押しされてグレードアップとバージョンアップを続けている。

2月下旬、国務院の李克強総理は国務院常務会議を開催し、社会の力を誘導しさまざまな方法によって医療、介護、教育、文化、スポーツの施設を建設・運営するプランを制定し、ネットの速度向上・費用低下に向けた新措置を改めて早急に打ち出し、ネットサービスの能力と品質を高めることを求めた。またサービス基準の制定・改訂により多くの力を注ぐよう努め、企業が基準の刷新を通じて業界基準の向上を促進するよう奨励し、産業のモデル転換と経済構造の調整・バージョンアップを推進することを求めた。

中国のサービス業はここ数年で急速に発展し、対GDP比は年々上昇したが、他国の状況をみれば、先進国では対GDPが70%以上というところが多く、中国の比率はまだまだ低いと言わざるを得ない。現在、中国経済における過剰生産能力は主に製造業に集中しており、サービス業は大部分が供給不足の状態で、未来のサービス業に大きな発展の可能性がある。また中国は現在、基準に対する理解が不十分で今後の発展が必要だ。基準を制定済みの主な産業は工業と農業で、サービス業はまだ15%前後しか達成できていない。

専門家は、「これからの中国はサービス業の供給側構造改革を引き続き積極的に推進し、サービス業の国内開放と対外開放を拡大し、サービス業の有効な供給を増やし、サービス業の改革によるメリットを発揮することが必要になる」との見方を示す。(編集KS)

「人民網日本語版」2017年3月3日

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