人民日報ニューメディアビル(撮影:人民日報記者 李舸)
2017年中国両会(全国人民代表大会・全国人民政治協商会議)の報道合戦が華々しくスタートした。人民日報社ニューメディアセンターが発起した全国モバイルライブ配信プラットフォーム「人民直播」がこのほど正式に開通した。これに含まれるモバイルライブ配信機能を備えた新華社「現場クラウド」や中央電視台(CCTV)報道モバイルネットワークも相次いで登場した。中国の主流メディアで構成されたこれらのライブ配信「国家チーム」は、今年の両会報道の一大注目スポットとなっている。
2016年は、「中国ネットワークライブ配信元年」と称され、全国民ライブ配信視聴時代の幕が切って落とされた。多くのプラットフォームがライブ配信で提供するコンテンツは娯楽が中心で、一部では行き過ぎた娯楽演出やネット有名人による詐欺などによって混乱した状況となった。だが現在、人民直播、新華社「現場クラウド」、CCTVニュースメディアモバイルネットワークなどの誕生により、ライブ配信におけるメディアの全体的地位が大幅に高まり、中国ライブ配信業界の転換点がもたらされた。ライブ配信「国家チーム」が誕生したことで、ライブ配信プラットフォームは、より多くの社会的責任を担うことになり、ライブ配信のコンテンツは厳粛化・報道化という合理的な方向に戻り、ライブ配信業界の混乱状態が粛清されるものと期待されている。
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