このほど、上海市に待ち時間約9時間の「朗読BOX」が登場した。「朗読ボックス」の設置された上海図書館広場には、5日正午、約150人の長蛇の列ができていた。列には老人から子どもまで様々な世代の人々で、列の最後尾には「待ち時間9時間以上」と書かれた看板が立っていた。
「朗読ボックス」は、高さ約3メートルで、ボックス内に椅子はなく、朗読者は立ったまま朗読する。机の上には、本格的なレコーディング機材が設置されており、頭上にはカメラが備え付けられている。レコーディングを操作するスタッフはボックス外からレコーディング機材を遠隔操作し、朗読者はマイクに向かって朗読することになる。朗読時間は一人あたり3分以内に制限されている。
この「朗読ボックス」は、中国中央テレビのバラエティー番組「朗読者」が企画したもので、今回録画した朗読映像の中から、感動を与えた朗読者を選出し、同テレビ局の番組の収録に招待することが目的。上海図書館は一つ目のレコーディングポイントで、今後さらに3-4箇所に同様の「朗読ボックス」を設置する予定で、同イベントは4月末に終了するという。(編集TK)
「人民網日本語版」2017年3月7日
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