「世界のコークス王国」と呼ばれる山西省の、2016年のコークス輸出量は全国の8割弱を占めた。山西省にとって最大のコークス輸出先は、日本だ。中国新聞網が伝えた。
太原市の税関当局の情報によると、荷受・出荷部門にて集計したデータでは、山西省の2016年のコークス輸出量は前年比7.9%減の765万3000トンで、全国の輸出の75.6%を占めたという。
山西省は中国の重要なコークス生産拠点で、その生産量と輸出量は全国一だ。長年にわたり、世界最大のコークス輸出拠点としての地位を維持している。
注目すべきことには、山西省の2016年のコークス輸出価格に、大きな変動があったことだ。太原市の税関当局の統計によると、昨年12月に輸出量が急増し、輸出価格が高騰した。輸出量は前年同月比30.4%増、前月比598.7%増の5万4000トンで、価格にして前年同月比159.9%増、前月比736.2%増の9332万8000元(1元は約16.52円)に達した。
太原市の税関当局のデータを整理すると、山西省にとって最大のコークス輸出先は日本だ。2016年は前年比37.3%減となったが、全省の石炭輸出の57%を占めた。英国への輸出は全体の19.6%、インドは9.1%、豪州は4.4%となっている。
山西省統計局のデータによると、山西省の2016年の一定規模以上工業製品のうち、コークスの生産量は前年比2.2%増の8186万トンに達した。(編集YF)
「人民網日本語版」2017年3月9日
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