英経済誌エコノミストの調査部門エコノミスト・インテリジェンス・ユニット(EIU)が21日に発表した「世界の生活費」ランキングで、シンガポールが4年連続でトップとなった。2位には香港がランクインし、上位6位のうち5都市がアジアの都市だった。一方、最も生活費が安かった10都市のうち、インドの4都市がランクインした。第一財経日報が報じた。
アジアの都市の生活費は上昇傾向にあるのに対して、中国の都市は順位を下げ、最高位の上海でも16位だった。
中国の都市の生活費が下落
上海は中国大陸部では生活費が最も高い都市であるものの、今年はその順位を5位から16位に下げ、オーストラリアのメルボルンなどの都市の後に続き、ニュージーランドのオークランドやウェリントンなどの都市と同じ水準となっている。ただ、オークランドやウェリントンは上位を大幅に上げている。
北京と蘇州も順位をそれぞれ16ランク下げ、47位と69位となった。
調査対象となった中国大陸部の全ての都市のうち、生活費が最も安かった都市は蘇州、広州、天津。69位のこの3都市の生活費は上海より約23%安い。
この点について、同調査の編集を担当したジョン・コープステーク氏は、「需要の成長が鈍化したことや過去一年で人民元が継続的に下落したことを考えると、中国大陸部の都市が順位を下げたのは想定内」としている。
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