求人サイト大手「jobs DB」は21日、昇進をめぐる最新調査報告を発表した。アジア諸国・地域の就労者1万人以上を対象とした調査の結果、中国香港の就労者は、「上司から気に入られる」ことが、昇進を左右する最も重要なポイントであると考えていることが明らかになった。そして「運」と「仕事ぶりに対する評価」がこれに続き、香港の就労者にとっての「昇進の決め手となる3大ポイント」となった。シンガポールの就労者の回答もほぼ同じだった。香港中通社の報道を引用して中国新聞網が伝えた。
香港の就労者が「昇進を左右する要素」として全く重要視していなかった項目は、「長時間働くこと」と「前回昇進した時期」だった。シンガポールの就労者の回答もほぼ同じで、「前回昇進した時期」は、次の昇進には最も関係がないと考えられていた。
アジア地域を総合的に見たところ、回答した就労者は、「仕事ぶりに対する高い評価」、「上司から気に入られていること」、「リーダーシップ力」が、昇進を左右する最も重要な要素であるという認識となった。企業の立場に眼を転じると、「昇進を左右する最も重要な要素」について、「仕事ぶりに対する高い評価」、「リーダーシップ力」、「傑出した業務成績」を挙げた雇用者は493人に達した。一方、「運」と「当人の友人や身内が社内で上のポストに就いていること」の重要性は最も低かった。
香港の就労者は総じて、昇進が決定するプロセスで、「一貫性」、「客観性」、「社員側から昇進を求めること」などの面で、軒並み不公平感を抱いていた。昇進が決まった人もそうでない人も、「社内には不公平な状況が存在する」と感じていた。人事部門は、社員昇級制度の透明度を高め、社員が仕事に対してより満足感を持ち、仕事に臨む原動力を強めるよう促すシステムを確立すべきだろう。(編集KM)
「人民網日本語版」2017年3月24日
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