中国の求職サイト「智聯招聘」がこのほど発表した「2014中国ホワイトカラー仕事満足度指数」によると、調査に答えたホワイトカラーのうち、約1万人が昨年の仕事環境に不満を感じていた。ホワイトカラーの2014年の仕事に対する満足度は5点満点中2.41点と、「赤点」だった。解放日報が報じた。
ホワイトカラーが最も不満を感じていた理由は、「昇進の可能性がない」、「有給休暇が取れない」だった。うち、回答者の61.5%が「昇進の可能性が全くない」と答え、企業の高級管理職に就いていたり、技術者として働いている回答者はそれぞれ4.5%と2.4%にとどまった。回答者の35.1%は、「会社の制度が悪い」と感じていた。また、回答者の40.9%が昨年は「有給休暇がなかった」と答え、22.5%が「有給休暇が5日以下」だった。多くの回答者が、「仕事が暇な時にしか有給休暇が取れない」という暗黙の了解が存在していると指摘している。そのほか、「有給休暇を翌年に持ち越せるため、わざと休暇を取らなかった」という回答者もいた。
一線都市に比べると、東側の沿海地域に属する経済が比較的発展した2線、3線都市で働くホワイトカラーの仕事に対する満足度が高かった。うち、山東省煙台市や厦門(アモイ)のホワイトカラーの満足度が3点以上と、調査を実施した32都市のうち最高だった。そのほか、上海は2.41点と14位。全体的に見ると、経済が最も発展している北京、上海、広州(広東省)、深センのホワイトカラーの満足度は低い。(編集KN)
「人民網日本語版」2015年1月8日