中国科学院昆明動物研究所はこのほど、人工繁殖によるキンシコウの赤ちゃん2匹の出産に成功した。これで今回、キンシコウの3世代目の人工繁殖が初の成功例を挙げた。光明日報が伝えた。
キンシコウは絶滅の危機に瀕する中国国家一級重点保護動物で、瀾滄江と金沙江の間の雲嶺山脈の主峰両側、海抜3300-4100メートルの高山針葉樹林帯に生息する。野生のキンシコウは現在、約1700頭となっている。同研究所は1980年代にキンシコウの移住・保護、人工飼育・繁殖の研究を展開し、これに成功している。20年以上の人工飼育・繁殖により、2世代目のキンシコウの数が増加を続けた。そして今回は第3世代の繁殖にも成功した。現在、国内で人工繁殖されたキンシコウは約30頭となっている。(編集YF)
「人民網日本語版」2017年3月27日
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