東欧の「ネット美女詐欺師」が激増 狙われる中国のホワイトカラー族 (2)

このような手法は、何度繰り返しても有効で、騙される人が後を絶たない。これらの「美女詐欺師」は、別のサイトから盗んだ写真を利用しており、ネットワーク犯罪グループが背後から彼女らを操っていると予想される。

ヨーロッパでの女性詐欺師によるネットワーク詐欺に特別に眼を光らせているネットワーク監視企業は、「これらの詐欺師は、ごく短い間に被害者と親しくなろうと近寄ってくる。特に、西欧・米国・中国のホワイトカラー層を標的としている。出会ってすぐに、詐欺師は被害者の職業や収入について探り、その後、各自の経済状況に応じて詐欺を行う」と彼らの手口を明かした。

東欧各国の米国大使館と米FBIは、毎日のように、米国人がこの種の詐欺に遭ったというクレームを受け取っている。これらの東欧美女は、一般的に、ビザ費用・生活費・旅費などを米国人から騙し取ろうとクレジットカード情報を求めてくる。また、ネット上では匿名になっているため、被害者側は、加害者に関する真実の情報を得ることはできない。欧州のネットワーク監督部門はすでに、「東欧美女詐欺師」をネットワーク監視ブラックリストに組み入れた。東欧の米国政府関係機関は、米国人に対し、「オンライン恋愛をする際には、金銭的損失の被害に遭わないために、一度も面識のない東欧の美女には絶対に送金しないように」と注意を促している。（編集KM）

「人民網日本語版」2017年3月28日