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全世界に「中国ブランド」を発信する外国人スタッフ「洋小二」

【中日対訳】 

人民網日本語版 2017年04月11日16:57

アリババ(阿里巴巴) 杭州濱江園区には、「連合国」が存在し、そこには、世界各国からやって来た外国人がいる。彼らの仕事は中国の商品を売り込むこと。アリババ内部では、こうした外国人社員たちを総じて「洋小二」と呼んでいる。同園区にはこのような「洋小二」が80人以上いるのだと言う。浙江在線が伝えた。

彼らの中には、経営に携わる者から、コピーや企画を担当する者まで様々だが、彼らの目的はただ一つ、アリババ傘下の世界向け通販サイト「全球速売通」(アリエクスプレス)で、中国の商品を全世界に向けて販売することだ。

データによると、アリエクスプレスは現在220以上の国と地域をカバーしており、商品ジャンルは、ジュエリーやファッション、家具、家電等で、1日平均2千万人以上の消費者がアリエクスプレスを利用して買い物をしている。そんなアリエクスプレスはビッグデータを利用し興味深い分析を行っている。そのデータによると、「一帯一路(the belt and road)」の沿線国では、25~34歳の若者が新たな小売りプラットフォームの主戦力となっている。また、膨大な量の中国商品ブランドの中で、コスメ、家具、ブラックテクノロジーがそれぞれの国の「売れ筋商品」となっている。

またそのデータの多くが予想外の結果となった。例えば、客単価が最も高い国は上から、クウェート、モルディブ、バーレーン。また、コスメの売上が最も高かった国は上から、ロシア、ウクライナ、ポーランド、ベラルーシ、イスラエル。おもちゃを買う人数が最も多かった国は上から、イスラエル、ラトビア、エストニア、アイスランドだった。

実はこれらのデータは、「洋小二」達の努力と切っても切り離せない。スペイン人の男性社員は、アリエクスプレスをスペイン人に紹介するために、かつてマドリードの主要商店街や大学の沿線上にアリエクスプレスの内容と広告を掲載した。またアメリカ人の男性社員は、アリエクスプレスのアプリをより使い易くするため、かつて、チームを組んで40バージョン以上のアプリを開発した。彼らの目標は驚くほど一致しており、それは「より多くの中国メーカーが海外へ展開するための手助けがしたい」というものだ。

何人かの「洋小二」は、「これまで海外消費者の中国製品に関する認識は『廉価』というレベルでしかなかった。中国ブランドの名前を聞いても1つも答えられないという状況だった。しかし現在では、中国の消費者でも知らない様な中国ブランドが徐々に多くの海外消費者からますます認められるようになってきている。例えば、『小蟻(YiSmart)』や『初語(TO/YOUTH)』、『馳為(CHUWI)』、『ILIFE』などだ」と説明し、更に、「中国ブランドのイメージを変えると同時に、我々は自国のネット通販環境も改善している。これは非常に誇れることだと思う」と話した。(編集TK)

「人民網日本語版」2017年4月11日

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