調査会社ニールセンがこのほど発表した2017年の新エネルギー車市場に関する考察と調査研究をふまえた報告書によると、17年には中国で自動車購入の意志がある人のうち、3割近くが電気自動車(EV)を検討し、25%がプラグインハイブリッドカー(PHV)を選ぶとしているという。中国の消費者のEV受容度がPHVを上回ったのは調査を始めた12年以降で今回が初めてだ。「北京日報」が伝えた。
調査によると、PHVの購入の意志がある人は、12年の2%から増え続けて16年は22%になり、EVは1%から14%に増加した。だが17年になると、EVの受容度が初めてPHVを上回った。研究によれば、消費者の新エネ車に対する理解は受け身のものにとどまらず、購入の意志がある6割の人々はネットワークやその他のルートで新エネ車のことを調べ、うち約25%は実際に車を見に行ったり、試乗したりしているという。
また新エネ車のオーナーの満足度が上昇している。新エネ車の全体としての満足度を5点満点でたずねたところ、16年の4点が17年は4.2点に上昇した。オーナーの要望が最も高いのはバッテリーの航続距離が伸びることで、17年には実際の航続距離が252キロメートルに伸び、期待される航続距離も374キロメートルに伸びた。(編集KS)
「人民網日本語版」2017年4月25日
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