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ボーイングとエアバス牛耳る航空機市場に中国のCOMACが割り込めるか

人民網日本語版 2017年04月27日08:22

中国商用飛機有限責任公司(COMAC)が製造した中国初の国産大型ジェット旅客機・C919の初フライトが今後数週間以内に行われる見通しとなった。初フライトにはたくさんの海外メディアや潜在顧客が招かれることになる。これにより、2兆ドル(約220兆円)とも言われる今後20年の世界の航空機市場における、世界の航空大手との競合に向けて、中国は大きな一歩を踏み出したことになる。参考消息網がロイター通信の報道を引用して報じた。

ボーイング737に匹敵するC919と、その設計者は今後、ボーイングとエアバスが牛耳る世界の航空機市場において商機を切り開くという重要な局面に入る。新しいデザインを採用したCOMACについて、業界関係者は、「パイロット育成計画を打ち出し、外国人従業員を増やしており、中国政府のサポートも獲得している」と明らかにしている。

予測ではあるが、COMACがこの先数十年にわたって、ボーイングとエアバスにとっては「脅威」となり、同2社が牛耳ってきた、中国の巨大な市場を含む世界の航空機市場に、長期にわたって割って入る可能性がある。C919はその目標を達成するための第一歩となる。COMACは海外市場では大きな課題にも直面するとしているものの、中国政府もC919をサポートし、世界で最も急速に成長する中国市場でCOMACが活躍できるようにするとしている。COMACは、23社からC919・570機の注文を受けたことを認めているものの、その詳細については明らかにしていない。ちなみに、最新のボーイング737は2016年1月に初フライトする前に、3000機以上の注文を受けた。

報道によると、中国の各航空会社はこの先20年、保有飛行機を増やし、ボーイングやエアバスを中心に計約7000機近くを購入すると見られているため、COMACは中国において大きな優位性を誇るという。 (編集KN)

「人民網日本語版」2017年4月26日

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