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9割の若者が両親との意思疎通に問題抱える できるだけ多く両親と意思疎通を (2)

人民網日本語版 2017年05月15日11:14

〇「根気強く、できるだけ多く両親との意思疎通を図るべき」69.8%

天津南開大学4年の孟奇さんは、「両親のことが嫌いというわけではないが、ときどき両親の愛を重荷に感じ、息苦しくなることがある」と話す。「両親は、相手の立場に立って物事を見るということが苦手で、経験者としての立場や視点で善悪を判断する。小さなことから大きなことまで、学習・生活面における全てのことに関して、常に両親の言う事に従わなければならなかった。僕だって、自分自身の考え方や興味のあることについて両親と話し合いたい。だが、両親が僕の言うことに耳を傾けることは基本的になく、私を理解しようという気持ちなど毛頭ない。『お前はまだ子供なのだから、何も分からない。私たちがお前に悪いことを言うわけがない。すべてはお前のためと思ってのことだ』と口癖のように繰り返している。そうしているうちに、両親と腹を割って話す機会はどんどん減っていった」と孟さんは続けた。

子供と両親の間でスムーズな意思疎通ができない理由は何なのか?調査によると、54.5%の若者が、「考え方の違いから、両親との意思疎通が難しくなった」と答えた。このほか、「両親が自分の生活を理解できるよう、上手なコミュニケーションをとることができなかった(51.8%)」、「両親の考え方や見解が古臭く、新しい物事を進んで受け入れようとしないから(42.7%)」、「子供が自己中心的すぎて、両親の考えをまったく考慮しないから(39.1%)」、「両親は些細なことを指摘するだけで、肝心な点を見落している(37.2%)」、「両親の物の言い方が押し付けがましく、子供は反感を抱いてしまう(23.6%)」などの理由が挙がった。

孟さんは、「僕と両親のように、コミュニケーションが欠如した状態が長時間続くと、こじれた関係が複雑に絡み合い、その結び目がほどけなくなり、断ち切ろうしても切れなくなってしまう。我々は互いに相手のことが気になっているが、愛情を相手に伝える手段を見失ってしまった」と話した。

黄さんは、高校3年の時、母親との関係が非常に険悪になったという。彼女はこのことについて、「当時、母も私も主張が強すぎて、相手の言うことを絶対に聞こうとはせず、口を開けば喧嘩が始まるという状態だった。だがその後、働き始めた私は、生活や自分自身に対する考え方がやや成熟したようで、両親とふたたび話をするようになり、自ら進んで両親と意思疎通を図るようになった。私は多くの人を例に挙げ、特に両親が知っている人を取り上げ、時代の変化に伴い、考えを変えていくべきだと両親に話した。このようなやりとりを繰り返していくうちに、両親は、自分たちの考えが旧態依然のものだと気づくようになった。それと同時に、考え方を少しずつ変えることができるようになった。それに伴い、私たちのコミュニケーションの壁もどんどん取り除かれていった」と話した。

「両親との意思疎通における壁を取り除く方法」について、69.8%の若者が、「根気強く、できるだけ多く両親との意思疎通を図るべき」と答えた。このほか、「共通認識を探す努力が必要(57.8%)」、「両親とのコミュニケーションにおいて、異なる点は気にせず、互いの共通点を見つけるよう努める(52.6%)」、「両親が現代社会を理解し、適応するようサポートする(37.2%)」などの意見が挙がった。(編集KM)

「人民網日本語版」2017年5月15日


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