2017年9月8日  
 

中日対訳健康知恵袋 企画集 北京のお気に入り

新着|政治|経済|社会|文化
中日|科学|動画|対訳|企画
Apple新浪ツイッターFBLINE微信RSS
人民網日本語版>>社会・生活

ポテトチップスが止められないのは遺伝子が原因

人民網日本語版 2017年05月17日15:28

ポテトチップス、フライドチキン、ピザなどが健康に良くないことは知られているが、これらをきっぱりと止めることは至難の業だ。スペインの研究チームはこのほど、「これは、意志が弱いせいではなく、遺伝子が原因である可能性が高い」という研究成果を発表した。一部の遺伝子が突然変異を起こすと、食べ物に対する脳の反応に影響が及び、いくら食べてもまた食べたくなるという現象が起こるというのだ。新華社が報じた。

マドリード自治大学の研究チ―ムは、男女818人の遺伝子を分析すると同時に、アンケート調査を実施して、彼らの飲食状況に関する研究を行った。その結果、ある人の食べ物に関する嗜好に対して、遺伝子は「顕著な作用」を持っていることが明らかになった。たとえば、チョコレートが大好物でくびれのない寸胴体型と、オキシトシン受容体(OXTR)遺伝子との間には、明らかな関係性が見られた。また、肥満関連遺伝子は、野菜の吸収量に影響を及ぼし、他の一部遺伝子は、塩分と脂肪分の吸収に関係している。

研究チームは、このほど開催された米国栄養学会年次総会において、上述の研究成果を発表した。米ヘルスライフ・ニュース(電子版)は、研究チームの談話を引用して、「この研究結果は、人によって異なる健康的な献立を作るヒントとして役立ち、糖尿病、心臓病、がんなどさまざまな疾病に罹患するリスクを下げることができる」と報じた。

だが、研究チームは、「この研究は、遺伝子の突然変異が、人の飲食嗜好に直接影響を及ぼすことは証明していない。たとえ一定の影響があっても、飲食習慣が及ぼす影響の方が、実際にははるかに大きい。このほか、経済、文化、一連の環境因子も関わってくる」と指摘している。(編集KM)

「人民網日本語版」2017年5月17日

関連記事

コメント

最新コメント