子供に付き添う時に、SNSのチェックを我慢できないことはあるだろうか。米国の研究によると、このような行為は子供の問題行為を引き起こす可能性があるとしている。新華社が伝えた。
ミシガン大学とイリノイ州立大学の研究者は170世帯を対象に、両親の携帯電話、パソコン、ノートパソコンなどの電子製品の使用状況や、その使用により家庭内の団欒を妨げる回数を調べた。この「妨げ」には、子供との食事・遊び・会話・運動中に、携帯電話をチェックするといった行為が含まれる。調査結果によると、この回数が1日「3回以上」は半数弱、「2回」は24%、「1回」は17%で、「0回」は11%のみ。
研究者はその後、アンケート調査を通じて、子供の過去2ヶ月間の行為について質問した。その結果、回数が少なく正常に見える「妨げ」も、子供の過度に敏感、怒りっぽい、多動、文句を言いやすいなどの問題行為と関連していることが分かった。
研究報告書は米国の育児専門誌に掲載された。米「サイエンス・デイリー」は24日、報告書の筆頭著者のジェニー・ラドスキー氏の発言を引用し、「これは横断的調査のため、両親の電子製品の使用と子供の問題行為の間の直接的な関連性を断定できないが、この発見は両者の関係への理解を促す」とした。(編集YF)
「人民網日本語版」2017年6月2日
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