携帯電話は人々の日常生活に欠かせない存在になっており、充電しながら携帯電話を利用する人も多い。これは携帯電話を消耗させるだけではなく、電磁波が強くなるという説があるが、本当だろうか。この疑問について北京工業大学応用数理学院の周洪直准教授を取材した。新華網が伝えた。
周准教授によると、携帯電話の電磁波の強弱は、充電とは関係がないという。そのため充電しながら利用しても、電磁波が強くなることはない。電磁波は主に、電波の受信・発信と関連している。現在の携帯電話には自動出力制御(APC)システムが搭載されており、これによって電波の安定性が維持されている。分かりやすく言えば、携帯電話は移動により基地局との距離が変化し、それに伴い電波の受信・発信にも変化が生じる。例えば電波が強ければ、携帯電話は自動的に電磁波を最小化する。電波が弱ければ、携帯電話は自動的に電磁波を強くする。ただ中国強制製品認証(CCC)を得ている携帯電話であれば、その電磁波の最大値が国家基準を上回ることはない。(編集YF)
「人民網日本語版」2016年12月23日
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