訪問期間、習主席はナザルバエフ大統領と会談し、共同記者会見に臨むほか、協力文書の調印に立ち会う。双方は戦略調整を強化し、互恵協力を深め、包括的な戦略的パートナーシップのより高い水準、より深いレベル、より広い領域への邁進を推し進める。
■提案を示し、上海協力機構の発展を先導
ユーラシア地域協力における上海協力機構の役割の高まりにつれ、年に1度の上海協力機構サミットへの世界の注目も高まっている。今回のアスタナサミットには加盟国の拡大、中国の提案という2つの大きな注目点がある。
2015年の上海協力機構ウファサミットで、インドとパキスタンの加盟手続きが始まった。今回のアスタナサミットで両国は正式に加盟国となる。初の加盟国拡大によって、上海協力機構は世界で最大の面積、人口、潜在力を擁する地域国際機構となる。
現在、国際・地域情勢は不安定化要因と不確定要因が際立ち、上海協力機構の発展は新たな試練に直面している。サミット会期中、習主席は各国首脳と新情勢下の危険・試練に連携して対処し、共同の安全・安定及び発展・振興を促進する新たな構想、新たな措置を踏み込んで検討する。上海協力機構協力の重要な先導者、推進者である中国の指導者が、上海協力機構の発展と協力についてどのような提案を示すかが、ことのほか注目される。
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