複数の国がカタールと断交したことについて、中国外交部(外務省)の華春瑩報道官は7日の定例記者会見で「中国は事態の推移を注視している。中東、湾岸地域の平和・安定維持は地域の国々及び国際社会の共通の利益だ」と述べた。
バーレーン、サウジアラビア、アラブ首長国連邦、エジプト、イエメンは5日、テロ活動を支援し、地域の安全を破壊しているとの理由でカタールとの国交断絶を宣言した。サウジ主導の連合軍もカタールの参加を中止すると発表した。モルディブ外務省も同日遅く、カタールとの国交を即日断絶する声明を出した。
【記者】現在の湾岸情勢に対する中国の立場は。複数の国がカタールと断交したことについて見解は。
【華報道官】われわれは事態の推移を注視している。中東、湾岸地域の平和・安定維持は地域の国々及び国際社会の共通の利益だ。関係国が相互尊重と内政不干渉を基礎に、協議を通じて溝を適切に解決し、団結を維持し、親しく付き合うことを希望する。これは地域の国々が力を合わせ、共にテロと戦い、過激派の拡大を抑え込むうえでもプラスだ。中国側は引き続き地域の安定と発展を支持し、湾岸・アラブ諸国と二国間協力、集団協力を発展させる。(編集NA)
「人民網日本語版」2017年6月8日
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