中国の李恵来外交部長助理(外務次官補)は9日にアスタナで「上海協力機構アスタナサミットは実り豊かな成果を挙げ、『一帯一路』(the belt and road)建設と地域協力イニシアティブ及び各国の発展戦略との連結協力を支持した」として、具体的に次の点を挙げた。中国新聞網が伝えた。
今回のサミットの成果は、インド、パキスタンに上海協力機構加盟国の地位を与え、初の加盟国拡大を実現したこと、「上海精神」を引き続き発揚し、新旧加盟国の緊密な協調を強化することを決定したこと、国際秩序のより公正で合理的な方向への発展を共に後押しし、人類運命共同体の構築を推進することを決定したことに主に示される。
今回のサミットは今年5月に北京で開催された「一帯一路」(the belt and road)国際協力サミットフォーラムを高く評価し、「一帯一路」建設と地域協力イニシアティブ及び各国の発展戦略の連結協力を支持した。また、安全保障、経済、人・文化分野の協力を引き続き強化することを決定した。これには「上海協力機構反過激主義規約」の的確な実行、域内貿易・投資の円滑化促進、各分野の協力を支える民意の土台を突き固めることが含まれる。
中国の習近平国家主席は各国が団結と協力を強固にし、より緊密な運命共同体を構築する必要性、安全保障上の試練に連携して対処し、国際・地域問題で一致した声を発する必要性、実務協力を深め、地域統合発展の潮流に順応する必要性、人的・文化的結びつきを強め、善隣友好協力事業がいつまでも活力を保つようにする必要性、開放的包摂を堅持し、世界の永続的平和及び共同繁栄促進の事業に共に尽力する必要性を述べた。
今回のサミットで習主席は中国が2018年6月に上海協力機構サミットを開催することを発表するとともに、中国側の議長国就任構想と結びつけ、政治、経済、安全保障、人・文化、対外交流、制度整備面で重要な提案と措置を打ち出した。(編集NA)
「人民網日本語版」2017年6月12日
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