パキスタン中国人拉致事件、事実確認を急ぐ

中国外交部（外務省）の陸慷報道官は12日の定例記者会見で「現在中国側はパキスタン政府と調整して最大の努力を尽くし、中国人2人がパキスタンで拉致されたうえ、殺害されたとみられることについて事実確認を急いでいる」と表明した。

【記者】まず、中国人2人がパキスタンで拉致されたうえ、殺害されたとみられることについて、新たに確認した事実はあるか。次に、習近平国家主席が先週上海協力機構会議に出席した際、シャリフ首相と二国間会談を行わなかったことについて、パキスタン側への不満の表明とする報道がある。これについてコメントは。

【陸報道官】最初の質問だが、中国外交部報道官の先週の発言に注意を払っていることと思う。現在われわれはパキスタン政府と調整して最大の努力を尽くし、関係する事実の確認を急いでいる。

2つ目の質問だが、習主席は上海協力機構（SCO）の加盟国首脳理事会第17回会議出席期間に、シャリフ首相と数度話を交わしたということを責任をもって言える。あなたの言及した論評は全く根も葉も無いものだ。中パ両国は伝統的友誼が堅固で、外的環境の変化に左右されない戦略的協力パートナーだ。（編集NA）

「人民網日本語版」2017年6月13日