阿里巴巴(アリババ)集団はこのほどアメリカ証券取引委員会(SEC)に年次報告書「Form 20-F」を提出した。それによると、今年6月9日現在、アリババ取締役会の馬雲(ジャック・マー)会長の株式保有率は7%に低下したが、それでも引き続き3番目の株主だという。「北京日報」が伝えた。
アリババ集団の蔡崇信副会長の保有率は2.5%に下がり、ソフトバンクは29.2%で引き続き筆頭株主となり、ヤフーは15%で2番目だった。15年の年次報告書と比べると、ソフトバンク、馬会長、蔡副会長がいずれも保有株式を減らしている。過去1年間にソフトバンクの保有率は32%から29.2%に下がって3.8ポイントの低下となり馬氏も0.8ポイント低下、蔡氏も0.7ポイント低下した。
データをみると、今年3月31日現在、淘宝(タオバオ)と天猫(Tmall)の過去1年間の取引額が3兆7670億元(1元は約16.3円)に上り、このうち淘宝は2兆2020億元、天猫は1兆5650億元だった。取引額のうち、モバイル端末経由の割合が79%に達し、前年比14%上昇した。
またアリババは昨年4月、アント・ファイナンシャルとともにグルメ出前サービスの「Eleme」に12億5千万ドル(1ドルは約111.3円)を投資し、アリババの投資額は9億ドルだった。報告書によると、今年4月にもアリババとアントでさらに4億ドルを投資し、うちアリババは2億8800万ドルを投資した。報告書の公表日現在、アリババは餓了■の株式の約23%を保有し、アントは約8.94%を保有する。アリババグループ全体の保有率は32.94%になり、「Eleme」の管理チームに代わって筆頭株主になった。(編集KS)
「人民網日本語版」2017年6月23日
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