外交部(外務省)の耿爽報道官は13日の定例記者会見で「カイロ宣言と中英共同声明は何が異なるのか」との質問に、「中英共同声明とカイロ宣言は全く性質の異なる文書だ」と表明した。
【記者】中国側はカイロ宣言の重要な歴史的・現実的意義に言及したが、外交部は以前中英共同声明は歴史文書であり、現実的意義はないと述べた。両文書は何が異なるのか。なぜ解釈が異なるのか。
【耿報道官】1984年調印の「香港問題に関する中英共同声明」によって、歴史の残した香港問題は解決された。香港の祖国復帰以来20年、中国政府は憲法と香港特別行政区基本法に基づき、香港に対するガバナンスを実行してきた。「一国二制度」「香港人による香港統治」及び「高度の自治」の方針は的確に貫徹されてきた。香港は繁栄と安定を保ち、経済が落ち着いて発展し、民主政治制度が法にのっとり着実に進み、各事業が新たな段階へと進み続け、世界の認める成果を挙げた。1997年7月1日以降、香港の事は中国の内政に属し、外国に干渉権はなく、香港に対する英国の「責任」なるものは存在しない。
中英共同声明とカイロ宣言は全く性質の異なる文書だ。(編集NA)
「人民網日本語版」2017年7月14日
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