外交部(外務省)の陸慷報道官は18日の定例記者会見で「既定の国境の軍事要員による越境を目的達成の政策手段としないようインド側に強く求める」と表明した。
陸報道官は「インド国境警備隊の不法越境事件は国際社会の注目を集め、いくつかの国の駐中国外交官は驚き、外交ルートを通じて中国側に確認を求めた。外交部はこうした国の在中国外交機関と関心を共有する問題について緊密な意思疎通を保っている」と説明。
「今回の事件の事実は大変明確だ。シッキム地域の中印国境は双方共に承認する既定の国境であり、インド軍がこの国境を不法に越えて中国領に進入したというのが今回の事件の本質だ」と強調した。
陸報道官はまた「公道は自ずと人心に在り。中国側は、既定の国境の軍事要員による越境を目的達成の政策手段としないようインド側に強く求める」と表明。
「インド側は事態を明確に認識し、速やかに措置を講じて不法越境人員を境界線のインド側へ引き揚げるべきだ。誤った道を突き進んではならない」と述べた。(編集NA)
「人民網日本語版」2017年7月19日
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