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中国語学習ブームに沸くニューヨーク 原因は中国の影響力上昇

人民網日本語版 2017年07月21日15:40

中国と米国の関係がますます緊密になるにつれて、中国の影響力も高まる一方だ。ニューヨーカーの間では現在、「中国語学習ブーム」が沸き起こっている。新華社が報じた。

中国語レベル第1級から第10級まで、中国書道から太極拳まで、華美協進社(China Institute in America)が開講している中国語・文化講座は、どの講座も毎回満席状態で、供給が需要に追いつかない傾向が続いている。多くの若いニューヨーカーが、中国語に対する好感と中国文化に対する憧れを抱き、講座に参加して学んでいる。

華美協進社で学ぶAislingさんは、「私が中国語で最も好きな点は、他の言語に比べてシンプルで、動詞の活用がなく、複雑な時制表現がないことだ。また、学ぶうちに中国語の論理性が極めて強いことが分かった」と話した。

Aislingさんは姉の影響を受け、大学1年の時に中国語を学び始めた。スタートが遅く、学習の難易度も高かったが、彼女は粘り強く学び続けた。「中国の影響力は今後ますます大きくなる。中国語を学習することで、中国の発展に対する理解が深まるだろう」と彼女は考えている。

マリーさんは、中国人学生の努力、謙虚な態度、高齢者を尊び幼い者をいつくしむという道徳的な考えに深い印象を抱いている。「中国の移民コミュニティでは、学生の奮闘・努力がとても印象深かった。また、中国では家族同士の関係が極めて緊密だ。若い人がお年寄りを手助けしながら道を歩く光景は、頻繁にみられる。これは、米国人家庭では非常に稀なことだ。このような美徳は、一体何に起因しているのだろう?」と彼女は語った。

パトリックさんにとって、家庭は中国語学習を進める上で最も大きな原動力になるという。ニューヨークにある資産投資管理会社の社長を務める彼と妻は2006年に、広西チワン族自治区桂林市で育った1歳の女児を養子に迎え入れた。娘が成長するにつれて、彼は中国語で彼女と交流したいと思うようになった。

「今は、娘と中国でコミュニケーションをうまく取ることができない。彼女は、私の中国語の発音を聞くと笑いだし、私の話す中国語は理解できないと言う。私はこの言葉の壁をぜひ取り払いたい」とパトリックさん。

また、中国語ができるという技能によって、就職チャンスが増えると考える若者たちもいる。

華美協進会で教員を務める陳金国さんは、「多くの学生が、中国語をマスターした後に中国で仕事をすることを希望している。その理由は、中国経済が発展するにつれ、海外から専門知識を持った人材を招聘する企業がますます増えているからだ」と指摘した。

中国語学習の目的は人によって様々だが、ニューヨーカーは、「自分たちが中国語学習に対する意欲を保ち続けられる最大の理由は、中国がますます繁栄し続けていることだ」と口々に話す。

Aislingさんは、「カナダと米国はいずれも、中国との協力を通じた経済発展を進めなければならない。同じように、中国も我々を必要としている。中国語が、双方の協力と意思疎通を促進するための重要なツールであることを多くの人が認識している」との見方を示した。

米国国際教育研究所(IEE)の統計データによると、米国の小中学生のうち中国語を学ぶ学生の数は「爆発的」に増加し、2009年から2015年までに倍増した。中国語は今では、スペイン語、フランス語、ドイツ語に続き、小中学生の学習者が4番目に多い外国語となっている。(編集KM)

「人民網日本語版」2017年7月21日

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