米誌「フォーチュン」の500社番付がこのほど発表され、中国企業は115社がランク入りした。中国企業数は14年連続の増加となった。中国新聞社が伝えた。
米国企業は132社、日本企業は51社がそれぞれランク入りした。
首位はウォルマートで、4年連続の1位となり、2016年の営業収入は4858億7千万ドル(1ドルは約111.1円)だった。上位3社の残り2社には中国企業の国家電網と中石化が並んだ。中石油は4位、トヨタは5位で、500社のトップ5のうち3社を中国企業が占めている。
利益ランキングをみると、1位のアップルを除いてほかはすべて中国の商業銀行だった。中国工商銀行、中国建設銀行、中国農業銀行、中国銀行の4行だ。総資産ランキングのトップは中国工商銀行。自己資本利益率(ROE)ランキングでは中国のトップには華為、美的、騰訊、吉利、万科が並んだ。
ランク入りする中国企業が14年連続で増加し、今年は115社に増えた。中国企業の新上位10社は、安邦保険集団、恒力集団、陽光金控、阿里巴巴(アリババ)、碧桂園、騰訊、蘇寧雲商、厦門建発集団、国貿持ち株集団、新疆広匯。新たにランク入りした企業が最も多かった産業は貿易で、インターネットサービスと小売りを手がけるアリババと騰訊がランク入りした。碧桂園は新たにランク入りした唯一の不動産企業になった。
ランク入りした中国企業の分布をみると、金融業を除いて多かったのはエネルギー、石油精錬、採掘、不動産、プロジェクト・建設の企業で、革新能力の高い産業の企業が多く並ぶ日本とは様子が違う。だが今年は、アリババと騰訊がランク入りしたため、昨年初めてランク入りした京東とともに、世界のインターネットサービス企業上位6社のうち中国が米国と並んで半数を占めた。米国の3社はアマゾン、グーグルの親会社アルファベット、今年初めてランク入りしたソーシャルネットワーキング大手のフェイスブックとなっている。(編集KS)
「人民網日本語版」2017年7月22日
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