中国国務院弁公庁はこのほど、「海外の廃棄物輸入を禁止し、固体廃棄物の輸入管理制度改革の実施推進に関する方案」を発表し、海外の廃棄物の輸入を全面的に禁止する方針を示した。固体廃棄物の管理制度を整備し、固体廃棄物の回収、利用管理を強化することで、循環型経済の発展に力を入れるほか、環境の質を確実に改善し、中国の生態環境の安全性や国民の健康を守るのが狙いだ。人民日報が報じた。
同方案は今後、業界・種類ごとに、固体廃棄物の輸入を禁止する時期を定め、固体廃棄物の輸入管理リストを種類ごとに段階的に調整し、法律、経済、行政の手段を総合的に活用して、輸入されるものの種類と数を大幅に減らすと同時に、中国国内の固体廃棄物の回収、利用、管理を強化し、循環型経済の発展を促進するとしている。また、今年末までに、生活ゴミである廃プラスチック、分類されていない古紙、紡績原料の廃棄物、バナジウム・スラグなど、環境への害が大きく、国民が強く懸念する固体廃棄物の輸入を禁止するほか、2019年末までに、中国国内資源で代替できる固体廃棄物の輸入を段階的に停止するとしている。その他、輸入固体廃棄物管理リストを種類ごとに、段階的に調整し、輸入される固体廃棄物の種類の数を段階的に、秩序立てて減らすとしている。 (編集KN)
「人民網日本語版」2017年7月28日
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